[レーザー光の透過原理を利用した溶接加工]
溶接部にレーザー光の透過性の良いフィルムを置き、そのフィルムを乗せたままの状態で、その上からレーザー光を照射する事により、フィルム部で抑えていた真空度を保持しながらレーザー溶接が可能になり、より精密溶接が可能。また容易にレーザー溶接後にフィルムを剥離する事が可能。
従来で有れば、フィルムを剥離しながらレーザー溶接を行っていた。
その為フィルムを剥離する際に若干のエアーのリークが発生し真空度が落ち、より気密度の高い加工を求められた場合、十分な精度が保つ事が不可能であった。
加工現場の環境のクリーン度を要求されたり、真空度を要求されている場合にもこの製法を用いる事により、より不純物を巻き込む事無く加工性が保たれる事により、高品質の溶接ビードを得る事が可能。